こんにちは千ブログです。
みなさん「型枠大工」ってご存知ですか?
今回の記事を読んで頂くと型枠大工のことを知らない人でも型枠大工とはどのようなものか理解することができます。
型枠大工の仕事内容

型枠大工とはコンクリートを流し込む「型枠」というものを作る仕事です。
型枠とは簡単にいうとコンクリートを決められた形に形成するための箱のようなもの
型枠大工の仕事は「建築系型枠大工」「土木系型枠大工」の2種類があります。
建築系型枠大工とは住宅基礎、コンクリート造の建造物を建てる際の型枠大工。
土木系型枠大工とはトンネル、ダムなどの構造物を扱う型枠大工。
上記の2つが一般的な型枠大工の分別です。
型枠大工の施工の流れ
1,図面から立体的に寸法を出す。
2,寸法通りに型枠を作成。
3,現場で型枠を組み当てる。
4、コンクリート打設。
5,コンクリートが固まったら型枠を解体する。
このような作業が基本にはなりますがコンクリート打設は土木作業員が行う場合も多いいです。
型枠の解体は型枠解体の専門の会社が行うこともあります。
型枠大工の1日の流れ

7:00 出社(材料を積み現場へ向かう)
8:00 朝礼開始
8:20 作業開始
10:00 休憩(10分〜30分)
10:30 作業再開
12:00 昼休憩
13:00 作業再開
15:00 休憩(10分〜30分)
15:30 作業再開
17:00 作業終了
18:00 帰社(解散)
一般的にはこのような流れですが、会社によっては午前中は会社の加工場で木材をを加工して型枠を作成し、午後から現場で取り付けなど、働き方は会社によって様々です。
型枠大工の休み

型枠大工の休みは会社にもよりますが基本日曜、ゴールデンウィーク、お盆、正月です。
型枠大工は雨の日はほとんどの場合休みです。
工期が迫ってきているときなどは、残業や日曜出勤などの可能性もあります。
型枠大工の特徴

天候に弱い
先程もお伝えしましたが型枠大工は天候に弱いです。
雨の日などは、基本休みになってしまいますので収入が減ってしまいます。
体力が必要
型枠大工の仕事は基本的には手作業です。
材料なども手で運ぶことが多いいのである程度の体力は必要になります。
専門職なので同じことの繰り返し
型枠大工の仕事は基本「型枠を組む」→「生コン打設」→「型枠解体」という流れです。
型枠大工は基本的にはこの仕事以外はありません。なので同じ作業をし続けるのが苦手な人には向いていないかもしれません。
責任が重い
住宅基礎の場合基礎の高さが間違っているとその後、家を建てることはできません。
建築系型枠大工は1ミリ間違えると、家が建たないことがあるので責任重大です。
型枠大工の給料

型枠大工の平均年収は400万円前後です。
この数字は日本の平均年収より低い数字です。
型枠大工はなぜ給料が低いのか
型枠大工の給料の低さの原因は仕事の難易度が高いからです。
仕事を覚えるまでに7年〜14年かかると言われています。
建設業界の中でも型枠大工で独立している人は比較的少ないです。
下積みの長さが平均年収を下げている原因の1つと考えられます。
まとめ

今回は型枠大工について解説しましたが、いかがでしたか?
型枠大工は建設業においてとても重要な仕事です。
型枠大工がいないと現場は始まらないといっても過言ではありません。
型枠大工も人手不足の激しい職種になりますので、すこしでも興味を持って頂けると嬉しいです。
これからも、型枠大工の魅力なども発信していきますので、皆さん是非読んでみてください。
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