こんにちは千ブログです。
建設業の上司が「今の若いやつはダメだ」、「うちの会社は若いやつが育たない」などよくいっているのを耳にします。
私も、建設業の経営をしているので色々な会社の社長や話を耳にします。
その中で「うちの会社の若い職人は優秀だよ」という建設業の社長は数少ないです。
ただ、一つでけ言えるのは若い職人が育たないのは上司や経営者の責任です。
「うちの会社はすぐ人がやめる」なども聞きますが私の会社は若い職人の離職率がかなり低いです。
そのおかげで、建設業の社長さんに若い職人の育成の相談をよくもらいます。
その中で離職率が減った改善策などをお伝えしていきます。
上司や経営者の意識改革が必要
結論からいいますと若い職人を育てるには上司や経営者の意識改革が必要です。
今建設業の仕事は就職率は増えましたが、離職率もまた増えてきている現状があります。
離職率を減らしたいのであれば、まずはどういったことがダメなのかを知っておく必要があります。
離職率が高い会社の特徴
私の見解ですが離職率の高い会社にはいくつかの共通点があります。
今回はその中でも特に多いい共通点を紹介します。
怒鳴りつける人が多いい
未経験で入ってきた時に最初は雑用をしてもらうことがほとんどだと思います。
最初はみんな優しく教えますが1,2週間経っても道具の名前をなかなか覚えてくれないことなどあると思います。
そうなると最初は優しかった人も道具の名前を少し間違えたぐらいで怒鳴りつける人がたくさんいます。
忙しい現場なら尚更です。
入ったばかりの会社で怒鳴られてやめたいと思わない人はいないですよね?
未経験の方が会社に入って1,2週間ほどで道具の名前を覚えれる訳ありません。
未経験の方は道具の名前、人の名前、作業の名前など覚えることはたくさんあるのです。
そういったことも考慮できないと若い人たちはついてきてくれません。
雑用ばかりさせる(これが一番多いい)
会社に入ってから1ヶ月も働いているのに雑用しかやらせない会社がかなりおおいいです。
雑用しかさせてもらえないと若い人たちもなにも面白くありません。
そうすると若い人たちも仕事への意欲も徐々に無くなってきます。
結果若者が働き辛い環境になっていると言うことです。
いつまでも余裕のない上司が多すぎる
私も一時期そうでしたが、ある程度経験がある人は雑用を嫌がります。
雑用をしたくないがために新人に雑用ばかりさせる会社がかなりおおいいです。
後は建設業をしていると一つ一つの現場が勝負の現場です。
その勝負の現場で忙しいがために新人を放置する会社も多々あります。
放置しても雑用ばかりさせても新人は成長しません。
そういった余裕がなさは新人が不安になります。
ただ、こういった原因は大体経営者にあります。
経営者が現場の進行度合いを逐一聞くと従業員は現場を進めないと行けないという気持ちになります。
その他にもたくさんありますが私の周りの若者たちはこういった愚痴を吐いている人が多いいです。
福利厚生がない会社は論外です
離職率増加の改善策
最初は簡単な作業はさせてみる
先程いったとおり、雑用ばかりでは新人はやる気が上がりません。
建設業の仕事は実際に作業してみないと覚えないことはたくさんあります。
見て覚えろという時代ではないです。
実際に簡単な作業はしてもらって終わったときの達成感などを肌で感じてもらうのが一番です。
建設業は達成感が一番のやる気になります
不安全行動したとき以外は怒鳴らない
最初は不安の中みんな勇気を持って会社に入社してくれています。
会社に入るのにも勇気を持って入ってきたのに会社内で怒鳴られたりするとさらに緊張して仕事もやりづらくなってしまいます。
一個一個の作業に上司の顔色を伺っていたら精神的な疲労も相当なものになります。
まずは、優しく丁寧に仕事がやりやすいように教えてあげましょう。
仕事がやりやすければ仕事を覚える速度も必ず上がります。
ただし、不安全行動をした際には本気で怒ってあげましょう。
不安全行動は命を落としかねない行動です。
教えるのが苦手な人は誰かにお願いするのも一つの手
仕事を教えるのにはやはり得意不得意はあります。
自分が教える際にきつく言ってしまう、気がついたら放置してしまっている、という人はあまり教えるのは向いていないかもしれません。
そういった場合は、誰か違う人に変わってもらうのも一つの手です。
経営者は利益が薄くなるのは覚悟して採用しよう
ここまでは、現場で指導する人向けに解説しましたが、経営者は人を雇った際は少なからず利益が薄くなるのは覚悟してください。
人を雇った際はかならず誰かの負担になります。
従業員が入ったばかりの時に、現場の進行も普段どおりにしようとすると、指導する人も余裕がなくなってしまい、新人にきつくあたってしまったり、新人を放置してしまいます。
指導係には手当を支給したりすると、指導係も気持ちよく教えてあげられるかもしれませんね
まとめ
今回は若い職人を育てる環境のついて解説しましたがいかがでしたか?
少しでも役に立てれば嬉しいです。
建設業の人で不足を悪化させないためにもみんなで協力して少しでも改善していきましょう。
人材は大切な資産です。
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