夏の建設業は熱中症に要注意![おすすめ熱中症対策グッズ]

雑学

こんにちは千ブログです。

私は岡山県で建設会社を経営しています。詳しくはこちら

7月後半になり梅雨もあけて、各地域で真夏日や、猛暑日が続いています。

建設業でこの時期に一番気をつけないといけないことは熱中症です。

早速ですが下記の資料を見てください。

建設業での熱中症は死傷者数、死亡者数は他の業種に比べてもダントツ多いいことがわかります。

熱中症の死傷者数の9割以上は7月、8月に発生しています。

そのため、7月、8月は建設業では熱中症対策を徹底しています。

ですが、どれだけ熱中症対策を行ったとしても熱中症の死傷者数は0人になることはありません。

そのため、自分で熱中症対策を行うことが、一番大切なのです。

本記事を最後まで読んで頂くと熱中症に関する全ての知識が身につきます。

本記事でわかることは下記

・自分で行える熱中症対策
・おすすめの熱中症対策グッズ
・熱中症の症状
・熱中症の応急処置

自分で行える熱中症対策

この章では建設現場において自分で行える熱中症対策をみんさんに紹介します。

建設現場でもよく言われていることばかりですが、大切なことなのでもう一度確認して熱中症対策を行ってください。

「水分」をこまめに取る

当たり前の話ですが、まずいちばん大切なのは水分をこまめに取ることです。

喉が乾いていなくてもこまめに水分を補給することを心がけましょう。

「塩分」を適切に取ろう

塩分は過度にとる必要はありません。

毎日の食事をとうして適切に水分を補給するのが一番大切です。

しかし、作業中などに大量の発汗がある場合は、塩や梅干し、スポーツドリンクなどで状況に応じて塩分補給を行いましょう。

「睡眠環境」を整える

よく、睡眠時間をしっかりとろうとよく言われますが、睡眠時間を長くするだけではいけません。

睡眠時間が長く取れても室内が暑くて寝付きが悪くなってしまっては意味はありません。

エアコンを適切に使い、通気性のいい寝具を使ったりなど睡眠環境を整えてから睡眠時間を確保することが一番大切なことです。

「生活習慣」を整える

先程紹介したとおり、質の良い睡眠をとり、バランスのよい食事をとり丈夫な体を作りましょう。

生活習慣を整え、熱中症にかかりづらい丈夫な体を作ることが大切です。

「過度な飲酒」は控えよう

二日酔いは肝臓でアルコールを分解する際に発生するアセトアルデヒドという成分が原因となり引き起こされます。

アセトアルデヒドは体内で酢酸に分解され、さらに二酸化炭素と水になり、尿や汗などになって排出されます。

その分解の過程で必要になる酵素の働きに水が必要になります。

1リットルのビールを飲むことで1.1リットルの水分を失うと言われています。

そのため、二日酔いの際は脱水状態の可能性が高く、体の体力も低下していることから熱中症になる危険性が上がってしまいます。

そのため、飲酒は適度に行い、飲酒時や飲酒後はしっかりと水分補給を行うことが大切です。

おすすめの熱中症対策グッズ

この章ではおすすめの熱中症対策グッズを紹介します。

OS-1(経口補水液)

まずは、熱中症対策においていちばん大切な経口補水液です。

経口補水液OS- 1は、経口補水療法の考え方に基づき、脱水状態において不足している電解質(ナトリウムなどの塩分)を補うために、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、また水と電解質の吸収を速めるために、スポーツドリンクと比べて糖濃度は低い組成となっています。

しかし、気をつけないといけないことは経口補水液は体に良さそうということで日常的に飲む方もいますが、経口補水液やスポーツドリンクには多くのブドウ糖が含まれているため、虫歯や体重増加の原因になってしまいますので経口補水液は仕事をして汗をかいている際の水分、塩分補給として活用するようにしましょう。

塩分チャージタブレット

塩分チャージタブレットは経口補水液やスポーツドリンクの味が苦手という方に向いています。

休憩中お茶などで水分補給する方は体内の塩分やミネラルなどを補給するのに適しています。

また、タブレットのため体内で素早く分解され塩分などの吸収が早いのも特徴です。

しかし、スポーツドリンクを飲みながらタブレットを摂取してしまうと体内で塩分の過剰摂取となる可能性がありますので塩分チャージタブレットは適切に、必要に応じて摂取するようにしましょう。

マスク専用ファン

次に紹介する商品はマスクに取り付けるファンです。

この商品は持ち運び自由で基本的にはどのマスクにも着用可能です。

現在コロナの影響もあり、建設現場の作業中でもマスクを付けないといけなくなりました。

マスクを付けながら作業すると「汗でひっついてしまい息苦しい」「マスクをつけながら作業すると眼鏡が曇る」という悩みをお持ちの方には大変おすすめです。

お値段が高いものと思われる商品ですがこの商品は2000円ほどで購入することができ、連続使用時間4時間という容量がありますので2個準備していれば一日中快適に作業を行うことができます。

また、ファンの音も気になることはないため非常に付け心地も良い商品になります。

空調服

建設業の作業員は空調服はもはや当たり前のように使用されていますがまだまだ空調服を使用していない方もよく目立ちます。

建設業の作業着などは長袖でないといけないなど労災防止の為かなり夏にはしんどい決まりがいくつかあります。

その救世主が空調服なのです。

実際に空調服を使用している場合としない場合に比べて体感温度は約マイナス3度といわれています。

なんだよ、3度しか変わらないのかよと思った方も多いいかと思います。

しかし、3度変わるだけでも体は必要以上の汗を抑制し体力の持続が格段に違います。

また、同じ気温の中作業をしていても風通しの良い場所での作業と無風の環境で仕事をするのは天と地の差があります。

いまや、熱中症対策の代名詞の空調服を使用していない方はこの機会に使用してみると日頃の疲労感が違うことに驚くことは間違いありません。

空調服のバッテリーは予備として2つ持っておくと途中で充電切れなどの最悪の事態が起こることがなくなります。

また、本記事で紹介している空調服はベスト型の服ですが建設現場においては長袖でないといけない場合もありますので一度上司や、職長に相談するほうが余分な出費を防ぐことができます。

熱中症の症状

熱中症の症状は3つのステージに分かれることは皆さん知っていましたか?

3つのステージは一般的に(I度 、 Ⅱ度 、Ⅲ度)と表されます。

今回は各ステージの症状を解説します。

Ⅰ度
・めまい   ・大量の発汗
・生あくび  ・筋肉痛
・立ちくらみ ・こむら返り

Ⅰ度の症状の場合基本的には応急処置で治る場合がほとんどです。

ただし改善されない場合は、医療機関で見てもらう必要があります。

Ⅱ度
・頭痛  ・嘔吐
・倦怠感 ・虚脱感
・集中力の低下

Ⅱ度の症状の場合は本人が大丈夫と言っても医療機関へ搬送してもらいましょう。

Ⅲ度
・意識障害
・痙攣

Ⅲ度の症状の場合は入院が必要になります。

熱中症の応急処置

この章では熱中症の応急処置を皆さんに紹介します。

熱中症は緊急を要する場合が多いいため一人ひとりがしっかりと応急処置の知っておく必要があります。

出典:大塚製薬

1.意識の確認

熱中症の症状を確認して意識がない場合、意識がはっきりしていない場合はすぐに救急車を要請しましょう。

救急車を要請した場合も救急車の到着まで応急処置は必要になります

2.応急処置

救急車を読んだ場合もそうでない場合も速やかな処置は必要になります。

[涼しい場所へ移動させる]
風通しの良い場所やクーラーの効いている場所へ移動させましょう。

[体を冷やす]

・衣服を脱がせたり、ベルトなどのしまっているものを緩める
・露出させた皮膚に冷水をかけたり、扇風機で体を冷やす
氷や保冷剤があればそれを首、両脇、太ももの付け根に当てて太い血管を冷やします

3.水分の補給

意識がはっきりしている場合は冷えた水分を自分で飲ましてください。

汗で失われた電解質も適切に補えるスポーツドリンクや経口補水液が最適です。

「呼びかけの反応がおかしい場合」「意識障害がある場合」時は誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため無理に飲ませることは厳禁です。
また、吐き気を訴えている場合や吐くという症状がある場合は口から水分は摂取不可能なため医療機関での点滴などが必要になります。

また、熱中症の応急処置キット販売されています。

1現場に1つは準備しておくと万が一の場合も焦ることなく適切な応急処置ができます。

まとめ

今回は熱中症に関することを解説しました。

熱中症は命に関わる大変危険なものです。

熱中症はひとりひとりの予防、職長の管理によって確実に予防することは可能です。

ひとりひとりのが気をつけて今年の暑い夏も無事故で乗り切りましょう。

ご安全に!!

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