塗装屋ってきついの?[現役塗装職人にインタビュー]

職業紹介

こんにちは千ブログです。

私は岡山県で建設会社を経営しています。詳しくはこちら

早速ですが、みなさん塗装屋の仕事ってきついと思いますか?

ペンキ塗るだけだし楽じゃないのかな?

せん
せん

塗装屋の仕事はペンキを塗るだけではないんだよ

下記の記事を読んで一度塗装屋の仕事内容を理解しよう

仕事内容は理解できたけどきつい仕事のようには思えないなぁ

せん
せん

よし、それならわかりやすいように塗装職人にインタビューして
大変な点と楽な点を教えてあげるよ!

本記事でわかることは下記

・塗装屋のきつい点
・塗装屋の楽な点
・塗装屋のやりがい
・塗装屋の将来性

塗装屋のきつい点

まずは塗装屋のきつい点を皆さんに紹介します。

・匂いがきつい
・汚れがとれない
・一斗缶が重い
・技術の差が目に見てわかる
・職業病がある

上記の順番で解説していきます。

匂いがきつい

塗装屋の仕事はシンナーを取り扱う仕事なのでシンナーの独特の匂いがします。

慣れている人はそこまで気にはなりませんが塗装屋を始めたばかりの場合はかなり匂いがきついのかなと思います。

屋外作業の際はそこまで気にはならないかもしれませんが、屋内作業の際などはかなり匂いが充満するため、人によっては頭が痛くなる人もいます。

とはいっても、頭がおかしくなってしまうほどの匂いではないため数週間ほどすれば慣れてきます。

汚れがとれない

塗装屋は塗料(ペンキ等)を扱う仕事です。

刷毛を掃除する際や養生を剥がす際に手に付着してしまうとなかなか取れません。

また、ペンキが乾いていないところにズボンの裾などがあたってしまう場合がよくあります。

服や、ズボンについたペンキは取れることはありません。

あまりにも汚して家に帰ってしまうと奥さんやご両親に怒られることもよくあります。

見習いのときは服は汚くなりますが、親方レベルになると服を汚すことのほうが少ないみたいです。

服が汚れなくなったら職人レベルと言えるかもしれませんね。

一斗缶が重い

みんさん一斗缶とはなにかわかりますか?

出典:楽天

このようなものを見たことはありませんか?

基本的に塗装屋が扱う塗料はこの一斗缶に入っています。

サイズは色々とありますが基本的には18リットルのものが一般的です。

一斗缶は18Kgありますが取っ手は細く持つと指が痛くなったりします。

18Kgある一斗缶を一度に2個持っていく際などは実際かなりしんどいです。

一斗缶を運ぶというのが塗装職人の唯一の重労働と言えるのではないでしょうか。

技術の差が目に見てわかる

建設業界の仕事は詳しくない人ではないとあまり技術の差というのはわかりません。

例えば、鉄骨の柱を組んでいる際などミリ単位のズレなど一般的な主婦などがわかるはずもありません。

ですが、塗装屋の仕事は見に見てわかります。

例えば、「塗装にムラがある」「塗り残しがある」「注文した色と異なる」など一般的な主婦が見てもわかるようなことがたくさんあります。

職人の腕が悪いと案件がこなくなってしまうので塗装職人はかなり慎重になおかつ迅速に作業することが求められる仕事になります。

職業病がある

塗装屋の仕事は常に立ちっぱなしや座りっぱなしということもザラにあります。

狭い場所ではしゃがみこんで1日中作業することもよくあります。

しゃがみこんでの作業などで腰を悪くしてしまい、だんだん腰が曲がってしまう人も珍しくはありません。

また、微量とはいえシンナーを毎日吸い込んでしまうため常に頭痛が起こる、歯が抜けてしまうということもあります。

塗装屋の楽な点

次に塗装屋の楽な点を皆さんに紹介していきます。

・体力的に楽
・雨に打たれながらの作業はない

体力的に楽

上述のとおり塗装屋の唯一の重労働といえば一斗缶を持つことです。

その他にも重たいものを持つことはありますが、長い時間重労働を行うことは少ないです。

そのため、あまり体力に自身のない方でも始められる職種でもあります。

実際、塗装職人は女性の方が多いいのもその理由の一つなのかもしれません。

雨に打たれながらの作業はない

建設業の仕事は雨の場合休みになることが多いいですが、工期が迫ってきている等の場合は雨の場合でも作業することは珍しくはありません。

ですが、塗装屋は雨の場合は作業することはできません。

理由は雨によって塗料が流れてしまうからというのが理由です。

また、特殊な塗料を除いては「気温が5度以下」の場合や「湿度が85%以上」の場合には塗装を中止するように表記されています。

塗料を作る会社がこのように表記しているので仕上がりを大事にする塗装屋が雨に日に作業することはまずありません。

塗装屋のやりがい

やりがいは人によっても感じる場面が様々ですが多くの塗装職人が感じているやりがいを紹介します。

お客様から直接感謝の言葉を言われる

塗装屋は多くの場合ゼネコンなどの下請けで仕事を行う場合が多いいです。

ですが、塗装屋は塗り替えなどの需要もあるため、お客様と直接契約をすることも多くあります。

その際にお客様から「きれいにしてくれてありがとう」「頼んでよかった」「違う人にも紹介するよ」など感謝の言葉を直接言われるとやりがいを感じます。

きれいに仕上がったとき

塗装屋の仕事は仕上げの仕事です。

塗装した箇所は失敗も成功も目に付きやすいです。

そのため、ミスなくきれいに仕上がった際はやりがいを感じる瞬間になります。

塗装屋の将来性

塗装屋は新築の際に塗装する、工場の設備に錆止めを塗るなど多くの場で活躍しています。

塗装屋の仕事はそれだけではなくリフォーム、外壁の塗替えなどの需要もあります。

人口が減少して新築が建設されなくなったとしても塗り替えなどの需要はなくなることはないので塗装屋の仕事は今もこれから先も需要がある仕事と言えるでしょう。

需要があるため独立を考えている人にも将来性があり稼ぎやすい職種の一つです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は塗装職人のきつい点などを紹介していきましたが塗装職人は若い世代も非常に多いいです。

そのため、同年代と切磋琢磨しながら修行できる塗装屋は若い世代にはとてもやりがいを感じる仕事になることは間違いありません。

この記事を読んで一人でも多くの方が塗装職人になって頂けると嬉しいです。

ご愛読ありがとうございました。

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